ミキサーブレンダーナビ
ミキサーとブレンダーの違いは?
固体の処理を主体とし、主に調理の下処理に使用する「ミキサー」と、液体の処理を主体とし、主に飲料を処理する「ブレンダー」。さらに、製菓業界で定番の「スタンドミキサー」、それぞれの用途と特長をご紹介します。
ミキサーとブレンダーの種類
ミキサーとブレンダーの種類
カッターミキサー
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カッターミキサー
(卓上)切る・刻む 砕く 撹拌する(乳化する) 練る食材を「切る」「砕く」「撹拌する」「練る」といったさまざまな下処理をこなすミキサーです。強い粉砕力を持つため、食材が劣化せずに短時間で処理できます。
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カッターミキサー
(床置き)切る・刻む 砕く 撹拌する(乳化する) 練る大量仕込に威力を発揮する横倒し式大型ミキサーです。食品工場など、あらゆる現場で役立ちます。
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フードプロセッサー
切る・刻む 砕く 撹拌する(乳化する) 練る 泡立てる おろす世界80カ国の有名ホテルやレストランのシェフから信頼と実績を得ているフードプロセッサーです。コンパクトながら切る・練る・撹拌するからスライス・千切り・大根おろしまで幅広く対応できます。
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ブリクサー
切る・刻む 泡立てる 撹拌する(乳化する) 練るミキサーに、液体の撹拌を得意とするブレンダーの特長を加えた機種です。高い切れ味の刃と高速回転により、固体と液体の乳化処理などが手早くできます。
スタンドミキサー
ブレンダー
ミキサーとは?
ミキサー = ロボクープ。かつて世界では、ミキシングのことを指して「ロボクープ」と言われていました。あらゆる調理の下処理に活躍するミキサー(バーチカルカッターミキサー)は「切る」「砕く」「撹拌する」「練る」「乳化する」「おろす」とそれぞれの用途、処理量にあわせて多彩なラインナップを取り揃えています。また小型で多彩なオプションを持ち、通常のミキサー処理はもちろん野菜のスライスも一台でこなすフードプロセッサーもご用意しています。
ミキサーの特徴
使う時に水分を必要としないため、練り物、肉のミンチや粉砕などの処理に適します。硬い食材や粘り気のある素材を処理できるのは、使用されているモーターの動力が強いからです。下処理する素材の硬さや、処理量、仕上がり具合など、求められる要素は幅広い上に効率化がもとめられる下処理に対応するため、野菜スライス専用や裏ごし専用機などそれぞれの加工に特化した製品をラインナップしています。
エフ・エム・アイミキサーの種類
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カッターミキサー
R-2A世界中のプロの料理人から「ロボ」の愛称で親しまれる理由は、長きに渡って培われてきた実績と信頼にあります。食文化を追求することで生まれた独自の設計思想は、1つの機能美として厨房に存在します。
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ブリクサー(ブレンダー+ミキサー)
BLIXER-3D粉砕・撹拌・乳化などの手間がかかる作業を短時間に加工することが可能です。
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フードプロセッサー
RM-3200FA1台で多彩な機能が展開できます。刃の交換で、スライス、角切りなど、用途に応じたカットができ必要に応じて、刃、オプションを揃えることにより、幅広い調理仕込みが可能です。
ロボクープその他の製品
カッター刃の種類
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平刃カッター
ミキサーに標準付属するカッター刃。主に肉などのミキシング処理、野菜などの切り刻み処理に最適です。加熱処理済の食材の処理や、葉ものを除く野菜の粉砕、餃子のタネなどのこねる作業、テリーヌなどの混ぜ合わせる作業に最適です。
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波刃カッター
軽い葉もののカット、繊維の強い肉・魚等、3cm角程度のブロックから挽肉・すり身への処理、またナッツ類など硬い食材を細かく粉砕することに適しています。製菓・製パン用の生地作りにも最適です。サーモンムースやマジパン生地作りなど、粉砕力、撹拌力ともに平刃カッターより優れた処理力があります。
カッター刃の活用例
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平刃カッター(餃子の場合)
加熱調理済の食材の処理や、葉ものを除く野菜の粉砕。餃子タネなどをこねる作業、テリーヌなどの混ぜ合わせる作業等に使用できます。
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波刃カッター(ピーナッツの場合)
軽い葉もののカット、繊維の強い肉・魚等3cm角程度のブロックからひき肉・すり身への処理、またナッツ類など硬い食材を細かく粉砕することに適しています。
カッターミキサー
カッターミキサーの特徴
食材の粉砕からすり身・ペーストまで、さまざまな下準備を瞬時に行います。ハイパワーな撹拌力により、状態が均一でムラがないキメ細やかな仕上がりです。また、素早く処理することにより、食材の鮮度・栄養価を落としません。2.9Lタイプから60.0Lタイプまで、用途に応じて最適の機種が選べます。
ブリクサー
ブリクサーの特徴
ブレンダー+ミキサー=ブリクサー。ブレンダーとミキサーの特長を併せ持ち、品質の高い流動食を短時間で仕上げることができます。液体処理を想定し、カッターミキサーと比べて軸受けが高く設定されているので、流動食などの乳化処理に適しています。ブリクサー専用カッター刃は粉砕力・乳化力を高めるため、刃先にセレーション加工が施されています。微細な粉砕からペースト状まで、多彩な処理に対応できます。
ブリクサーの代表的な処理例
フードプロセッサー
フードプロセッサーの特徴
業務用のミキサーにスライサーなど多彩な機能を加味し、よりコンパクトに凝縮した機種です。レストランなどの飲食店はもちろん、一般家庭でも手軽に利用できるように設定しています。カッターはセレーション加工が施されており、切れ味の良さには定評があります。また、特徴的な“S字形状”の刃は容器の底すれすれまで撹拌を可能にしたローブレード仕様です。
標準アタッチメントでできる6つの基本処理
マルチ野菜スライサー
マルチ野菜スライサーの特徴
「野菜を切る」作業に特化した機種です。ホテルのブッフェやサラダバーなど、大量に野菜を仕込まなければならないシーンでは特に効果を発揮します。一番のメリットは、早く的確に野菜の下処理ができることです。用途によってオプションの替刃に取り替えることで、スライス、千切りなど多彩なカッティングが可能になります。
標準アタッチメントでできる基本処理
オートマチックシノア
オートマチックシノアの特徴
ビスクスープ、テリーヌ、ピューレ作りなど裏ごしが仕上がりのポイントとなる調理ではオートマチックシノア(自動裏ごし機)は強い味方です。手作業で裏ごしを行うよりも短時間ですみ、かつ均一な仕上がりが望めます。残りかすなどの量も少なく、無駄のない調理ができます。カシス、チェリーなど、各種果実を瞬時に果汁と搾りかすに分けることも可能です。
スタンドミキサーとは?
キッチンエイドミキサーの特徴
製菓業界では定番のミキサー。生クリームを立てる、ケーキの生地を混ぜる、パン生地をしっかりと練り上げるなど、撹拌用ヘッドを換えることで、さまざまな用途に使用できます。また、オプションのアタッチメントを取り付けることでミンサーの役目も果たします。
用途に合わせて自由に選べる3つのヘッド
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ワイヤーホイップ
泡立てや空気を含ませるとき
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平面ビーター
粘度があるものを撹拌するとき
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ドゥーフック
重い生地を練り上げるとき
アタッチメント(オプション)
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メタルフードグラインダー
ブレンダーとは?
容器の中で竜巻状の渦をおこしながら液体と素材を撹拌(ブレンド)する機器を指し、使用する際は液体であることが不可欠です。食材を砕いたり、乳化することが可能な「ミキサー」と比べ、水分量の少ない食材処理や練り物、乾物粉砕処理などはできません。
ブレンダーの特徴
ミキサーよりも動力が小さく、その分高速回転するモーターを使い、液体を媒体として食材を撹拌します。液体とともに撹拌するため、滑らかなピューレやソース、ジュースに仕立てることが可能です。
空気を巻き込みながら竜巻状の渦を発生させ撹拌するため、長い時間の処理や何度も撹拌を行うと食材が劣化する恐れがあります。本体から発生する摩擦熱などの影響などでも商品のフレッシュ感が損なわれます。そのため極力撹拌処理を抑え、短い時間で処理することが必要となります。