導入事例

医療法人社団 函館脳神経外科病院

医療法人社団 函館脳神経外科病院
業態
医療・福祉施設
機器種別
ソリューション・マシン下処理機器

脳神経外科の救急病院に指定され、24時間体制で救急患者さまを受け入れ。各専門医が充実しており、脳卒中センターも併設されている。
栄養管理室では、患者さまに「病院でも、普通食と変わらない充実した食生活を送ってもらいたい」をモットーに、日々レシピの研究を重ねている。
より高いクオリティを求め、「ロボクープ ブリクサー」を導入。

加水量を極限まで抑えられるパワーで、食材本来の味を引き出す

魚や肉、芋、豆などの水分が少ない料理に使用。日々の食事作りにフル活用している。

スクレーパーがあるため、撹拌中に食材を掻き落とすことができ、均一に処理が可能。また、高速回転により、短時間でなめらかに仕上がる。

少量の加水、また食材に含まれる水分のみでもこのなめらかさ。増粘剤の使用量を少なくし、食材本来の旨みや自然なとろみを引き出せる。

突起が少ないため、清掃がしやすく、清潔が保てる。

ROBOT COUPE BLIXER-3D
ロボクープ ブリクサー
BLIXER-3D

目指すのは、「普通食と変わらない、食事の楽しみ」。

嚥下食は、「味が薄い」「見た目が茶色くて食欲がわかない」などマイナスイメージがつきまとう。
本来、食事は「目」「鼻」「舌」など、五感で楽しむもの。療養中の患者さまにも、いつもと変わらない食事の楽しみを感じてもらうため、日々研鑽を重ねる。

魚はブリクサーで攪拌し、成形後にバナーで焼き目をつけたり、きゅうりは輪切りにし、攪拌前と変わらない形にするなど、味や食感はもちろん、形・色・香りなど見た目にも心血を注ぐ。

ほとんどの調理のベースとなるのが、南茅部産の真昆布。だしをしっかりきかせることにより、少ない調味料でも満足出来る味に。だしを取るほか、昆布巻きや煮物などにも使用。
嚥下食の研究に努めるとともに、若手スタッフを積極的に採用し、後進の育成に力を入れている。
患者さまから、感謝のお便りがたくさん届く。「旅館に泊まっているように感じられた」というお声も。病院にいながら、充実した時間を過ごしてもらえたことが何より嬉しい。
嚥下食ドットコム主催「嚥下食メニューコンテスト2015」最優秀賞グランプリを獲得した「南茅部産真昆布を使用した昆布巻き寿司といかめし」。コンテスト専用レシピではなく、実際に患者さまに提供されている。

インタビュー

医療法人社団 函館脳神経外科病院 
管理栄養士:手塚 雅子様 調理師: 森 強様

ロボクープブリクサーの存在を知ったのは、2回目の燕下食コンテストノミネート時にグランプリが取れず、その時に審査員の方々からアドバイスをいただいたことがきっかけでした。ブリクサーの活用について教えていただき、 その機能性を知れば知るほど、どうしても使いたくて購入しました。加水量を極限まで抑えられ、食材本来のうまみを引き出せることが、私たちの目指す料理と一致したのです。

食材の濃度が濃く仕上がるため、増粘剤や調味料の量が少なくてすむところが一番のメリットですね。また、少量でも栄養価が高い食事は摂取量が少ないご高齢者にも適しています。

私たちの最大の目標は「一食でも早く、ーロでも多く」召し上がっていただくこと。
医食同源のことばどおり、口から食べることで自らの身体を癒やしてれます。
療養中も快適に過ごしていただくために、「365日ホテルのようなサービス」を目指し、日々追求しています。
これからも、ロボクープブリクサーに力を借りながら、研究を重ねていきます。

医療法人社団 函館脳神経外科病院

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